C/2002T7 LINEAR



5月24日頃から夕方の空に昇り始めましたが、高度の条件が悪く、また悪天候が続いたため、これまで撮影する事ができませんでした。明るさはかなり暗く、双眼鏡でもすぐには発見できないほどです。尾が真横(左)に伸びているのがかろうじてわかります。撮影した日には、ニート彗星も同時に観察する事が出来ましたが、見易さの点ではニート彗星にはるかに劣ります。

撮影データ
撮影日時 : 2004/6/5 20:04
撮影場所 : 富士山須走登山口
撮影機材 : BORG 101ED+スーパーレデューサDG/F4
Nikon D70
Vixen New Atlax+Sky Sensor2000PC
によるノータッチガイド
露出時間 : 30secs
(ISO 1000 , RAW, ノイズリダクション ON)


ニート彗星と共に、2004年に肉眼彗星になると言われていたC/2002T7 リニア彗星。近日点を通過して、明け方の空に姿を見せるようになった所を捉えました。明るさはひいきめに見ても3等後半と言ったところ。かすかに尾も見えるような気もしますが、大彗星には程遠い姿です。ですが、地球に最接近するのは5月18日頃で、尾の長さはこれから次第に長くなってくるはずですので、まだまだ期待は持てます。しかし、これから5月下旬までは日本からは見る事が出来なくなります。日本から観察するには、西の空に再び登場するようになる5月24日頃が、最も条件が良さそうです。新しい写真が撮影できたら、また掲載します。

撮影データ
撮影日時 : 2004/5/3 04:00
撮影場所 : 富士山須走登山口
撮影機材 : Takahashi FS-78C+reducer
Nikon D70
Vixen New Atlax+Sky Sensor2000PC
によるノータッチガイド
露出時間 : 30secs
(ISO 800 , RAW, ノイズリダクション OFF)



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